ARONIA DE TAKAZAWA 料理写真コレクション集 完成!
前々回のコラムでもお伝えしましたが
4月を持って、アロニアドタカザワは一度幕を閉じました。
丸7年間、この空間に身を置きその時その時のベストを目指して仕事をしてきました。
実際は、7年前の料理を見ると今と違う部分も多々あり、
若かったなあ、なんて少し恥ずかしい気もします。
自分の料理の世界観や考え方も徐々に変わっていき、
おかげさまで良い勉強ができていると思っています。
そんなアロニアの料理を7年前から写真に収めて下さっているのが、
前職から僕の料理を見ている、本田祐仁(ホンダ ユウジ)氏。
もう10年来の長い付き合いの、僕が信頼を寄せる素晴らしい写真家です。
当ホームページの料理の写真も本田氏のものですが、
非常に小さいのでわかりづらいと思います(苦笑)。
が、実は最高品質の画像の撮影をしています。ポスターサイズにしてもはっきりとした輪郭、
ホコリ、傷が少しでもあれば鮮明に写る料理人泣かせの素晴らしい品質写真なのです。
見た人にその料理の雰囲気を、写真という平面の世界で見事に表現してくれるのが本田氏です。
アロニアドタカザワの区切りとして、
自費でもいいから、とりためた写真をまとめて本にしたい!という想いが本田さんにも僕にもあり、
コレクション本を共に作成する事となりました
。
書店で並べるほど多く印刷していないので、その分値段が高いと感じられると思いますが、
それでも、関係者皆様のご好意で利益はのせずに、
ご希望のお客様に原価でお渡しする形をとらせて頂くこととなりました。
4月20日に完成したその本は、2種類あります。
ひとつは、小さなB6の文庫本サイズの100ページ物、
もうひとつはプレミアム版の25センチ正方形の70ページ物です。
どちらのものにも、同じだけ別々に時間をかけて、
度重なる打ち合わせのもとに出来た力作だと思っています。
プレミアム版の中の紙は、写真本来の質感や奥行きを最大限に引き出す為に特殊印画紙を採用し、
表紙写真には、高純度で透明度の高いアクリルの裏側に貼り込む、という
写真展示などにも用いられる特殊な加工を行いました。
大量生産による機械製本ではなく、熟練の職人による一冊づつの手作業製本です。
B6の小冊子は、シンプルモダンな印象で、白い表紙に、プラチナの箔押しで仕上げ、
写真の点数を増やすのと同時に、ワインとのマリアージュについてのコメントページを加えていき、
少しだけ「読む」要素が入っています。
中身のページは、プレミアム版とはやはりクオリティーが違うのですが、
お求め頂きやすい金額に落ち着いています。
リミテッド エディション \25,000-(税込)
ペーパーバック エディション \3,500-(税込)
どちらも書店には並んでおりませんので、ご来店の際にぜひご覧になってください。
そして、御購入御希望の方は、ぜひお問い合わせください!