国産ワイン at ARONIA
国産ワイン at ARONIA
8月末に訪れた、甲府の‘国産ワインコンクール2011 表彰式・公開テイスティング’。
僕にとって大切なこの毎年恒例のイベントは、眠い目をこすり、朝8時の特急あずさに乗り、2時間かけ参加しても価値のあるもので
国産ワインがおよそ200~300種類ほど一気に試飲できる、最高の国産ワインテイスティングの場です。
その場で今年の1年の金・銀・銅賞、の格付けがされます。
ワイナリーの醸造家の方々から、テイスティングに参加されているソムリエの方々、さらにはうちのお客様まで、色々。
年に一度の情報交換や、意見交換に笑い話などなど、
少し‘同窓会’的な要素も含んでいます。
すごい数のワインのテイスティングをここぞとばかりにするために、どうしても僕についてくる睡魔と頭痛との戦いで
ここ近年は翌日休みを取っています。(笑)
そして、このワインテイスティング同様大切にしていることは
生産者さんを訪ねることです。
思えば、オープン当初は6年も前。当店のリストには、フランス高級ワインと日本ワイン。
今では多くの国産ワインに力を入れたお店を見かけますが、
当時国産ワインはまだまだまれで、お客様にも不安感を与えていたと思います。
実際、国産ワインはその年に採れた葡萄でワインをつくり、翌年リリースするのが主流のため、
ワインの状態としてはまだバランスが悪かったり、飲むには早かったりするのもが多いので、味わいも誤解が多かったのも事実です。
そこで、だったら自分のところで瓶熟成させようということで、自宅の一部屋をワインセラーにし、
購入してから3年、4年と状態をみてベストなワインの状態でお客様にお出ししています。
それからというもの、海外のお客様もあれがまた飲みたいなどリクエストをいただけるようになり
今では、国産ワインペアリングコースも用意するようになりました。
タカザワの料理を優しくサポートしてくれる大切な存在です。
そんなレアワインの収集から、オリジナルワインの作製まで「勝沼のワイン商」こと新田商店の新田さんも当店にはかけがえのない存在で、
春にもワイナリーめぐりに同行してもらい
各ワイナリーさんの醸造家の方々とのお話、畑を自分の目で見ながら皆さんの熱い想いを知り
ワインへの想いがより募る、大切な時間を共にすごしました。
年々向上している国産ワインの品質とアロニアドタカザワのマリアージュをぜひお試し下さい。